ヨーロッパの大学は、ほとんど死んでます。ヨーロッパの大学からは、学者と官僚は出るかもしれませんが、その他の分野でヨーロッパを下支えしようと思う人は出にくい、と私は思います。しかしヨーロッパもEUになって、日本とアメリカとならぶ三つの中心として比較されるようになり、競争も激化するのだから、大学を一部の人たちのためではなく、多数のビジネス社会で活躍する若者の人材育成機関にしなければ、という声が高まってきています。しかし、一千年以上も伝統のある老舗の、すでにエスタブリッシュメント化した大学を改編するのは、とてものことではないでしょう。この点で、ヨーロッパの中核大学は、日本と違った意味で、危機が大きいといっていいでしょう。現在、日本の大学で、ともかくも大学の体をなしているのは、一割と踏んでいます。九割は「ダメといったらダメ」でしょう。私の持論は、良貨は悪貨を駆逐する、です。でも、一割しかまともでなく、現在の大学のシステムのままだったら、悪貨は良貨を汚染してしまう、といわざるをえません。
(オススメ)
デザイン大学の躍進
芸術大学の受験科目
デザイン大学で何を学ぶのか